古きよき東京の魅力を息づかせながら、常に進化し続ける浜松町・竹芝・大門エリア。そのランドマークのひとつである増上寺から徒歩5分。かつて僧侶たちが修行に励む学問所があった由緒ある地に、2015年1月、ワンフロア300坪超クラスの賃貸オフィスビルが完成しました。
地上10階、地下1階建て。寺院建築が持つ凛とした佇まいをモダンに再構築した外観は、風格と繊細さを兼ね備えており、周囲と調和しつつも確かな存在感を主張します。メインエントランスは和の伝統色である朱色をアクセントカラーに参道をイメージ。そこを抜けると、天井高4・5メートルの心地よい開放感が広がるエントランスホールが訪れる人をやさしく迎え入れます。
2階から最上階までのオフィスフロアには、外周柱を壁形状にする「KARFシステム」を採用。柱型の制約をなくすことでスペースを最大化し、ゆったりとした空間とレイアウトの自由度を確保しています。また、不測の事態に備えて2ヶ所の変電所から本線・予備電源に分けて高圧電力を引き込む「本線・予備電源受電方式」を導入しているほか、1フロアを3ブロック19ゾーンに細分化した個別空調を備えるなど、快適性と省エネ性を高レベルで融合しているのも大きな特長です。
オフィス街と緑あふれる自然、そして歴史上の名所や文化財が混在する同エリアにふさわしい、地の系譜を継承しながら未来を切り拓くハイグレードなオフィスビルが誕生しました。
駐車設備には、日精の水平循環方式「フレキシブルパーク」が導入されました。優れた空間効率とコンパクト設計により、限られた地下スペースを最大限に活用。建物の免震構造に対応した最新のリフトを採用しつつ、ハイルーフ車19台分を含む合計39台の収納台数を確保しました。
また、トレーは段差のないフラットトレーになっており、車の入出庫や駐車スペース内の移動を安全かつスムーズに行うことが可能です。ユーザーの利便性と快適性を追求する日精は、最先端のテクノロジーを駆使したパーキングシステムを提供することで、これからも新しい時代のニーズにお応えしてまいります。
乗込階平面図
据付階平面図
ハイルーフ車を収容できる乗込口高さを確保
ハイルーフ車を収容できる乗込口高さを確保
フラットトレーにより段差の少ない乗込室
2層・39台の駐車室スペース(下層)
非常口も兼ねる点検口(建築側工事)
免震対応リフト