川崎イーストワンビル

ビル外観図

川崎駅前に先進機能を装備した
インテリジェントビルが誕生

東京と横浜の中間に位置する川崎は、アッパーミドルクラスの上質な郊外生活と、活力あふれる下町情緒が混在する魅力的な街。130万人の人口を擁する政令指定都市の中心、川崎駅前に、このほど新しいアミューズメント&ビジネス拠点が誕生しました。

川崎イーストワンビルは、JR川崎駅と京浜急行・川崎駅の、どちらからも徒歩1分という、至便な立地にあります。ビジネスビルや飲食店が集まり、乗降客や買い物客でにぎわう繁華街にあって、そのスタイリッシュな外観と高い階層が、ひときわ印象的なテナントオフィスビルです。当ビルは、地下1階・地上13階建て。地下1階から地上3階までが飲食店ほか店舗、4階から13階が事務所・店舗となっています。

外壁には、川崎市の景観条例により、白系統の淡い色彩が求められていました。そこで、隣接するビルの側の壁面には花崗岩打ち込みPC板を選択。JR川崎駅東口広場に面した南側外壁は、前面ガラスを使用した透明感のある構成です。さらに、正面横の建物コーナー部分は、特徴的な形態のPC板やガラス面の採用によって、駅前空間にふさわしいシンボリックなイメージと多様な表情が生まれました。

機能も充実しています。OAフロアには百ミリを標準装備。天井高は2.7メートルを確保しました。また、最先端のIT化のために電気設備も100VA/m²と余裕の対応設備になっています。

セキュリティ面では、非接触カードシステムによる入退出管理を導入して、防犯対策にも重点を置きました。“エクセルシオール・カフェ”や大手旅行代理店の“JTB”、“たかの友梨”ビューティクリニックなどがテナントとして出店。通りに面した1階には、ローソンと並んで、機械式駐車設備の出入口があります。

円滑性に優れた『ELパーキング』
横縦列タイプを採用

川崎駅前という立地条件上、空き駐車場待ちの車両が道路上に待機する状況を極力軽減するために、川崎イーストワンビルに納入されたのは、エレベータ方式の機械式駐車場の中でも円滑性に優れたフォーク式の横縦列タイプです。

入庫した車が90度動いて、格納庫に縦に乗り込んで収容されるため、狭いスペースでも大量収納できることが、採用の決め手となりました。

建築物の内部に駐車設備を収める「ビル内鉄骨型」は、本体建物の形状に合わせて手前と奥で台数を変えて配置し、有効に駐車空間が利用できるように工夫されています。また、駐車場の時間貸し利用客のために、料金清算機とも連動させ、スムーズな入手庫に一役買っています。このような顧客のニーズへの技術的な対応力の確かさが、高い評価につながりました。

機種名
エレベータ方式横縦列型(フォーク式)ELパーキング
延床面積
11,612.30m²
構造規模
地下1階、地上13階、塔屋1階
収容台数
54台

乗込階平面図

断面図

横縦列型の乗込口レイアウト

乗込口の閉口時

乗込口の開口時