江戸時代中期の1717年(享保2年)に初代小野市兵衛が伏見屋市兵衛の屋号のもとに薬種仲買人として創業。その後、1947年に医薬品の製造と販売という二つの経営機能を持つ製薬会社となった小野薬品工業株式会社。現在は主に医療用医薬品を専業としている同社がこのたび、JR総武線「新日本橋駅」から徒歩1分の場所に首都圏の新しい拠点となる自社ビルを新設しました。
地上10階・地下1階建て。延べ床面積は9,481平方メートル。その最大の特長は、快適なオフィス環境を備えた先進の機能と高い省エネ性能です。省エネやBCP(事業継続計画)に配慮するとともに、社員が働きやすいレイアウトを採用しています。
省エネ設備として太陽光発電設備や高効率熱源設備等を導入し、BCP対策としては、非常用電源設備や2回線受電など災害に備え、地震対策のための免震装置も導入されています。
世界のフィールドで闘える「グローバル・スペシャリティー・ファーマ」を目指す小野薬品工業。今回の東京ビルの竣工・移転により、そのビジョンの実現に向けて、さらなる躍進を遂げることでしょう。
そんな同ビルの駐車設備に選ばれたのが、日精の水平循環方式「フレキシブルパーク」です。限られた空間を有効活用でき、しかもターンテーブル内蔵でスピーディーな前進入出庫が可能な点が採用の決め手でした。結果、優れた空間効率により、計53台の営業車の収納を実現。また、予約操作盤と表示板を営業フロアに設置することで、利便性も大幅に向上しました。
快適性と安全性を兼ね備えた最先端オフィスの創出に、日精の先進技術が活かされています。
乗込階平面図
据付階平面図(上層)
据付階平面図(下層)
オートドア開閉時
オートドア開閉時
予約操作盤(左側)ICカード・暗証番号操作対応
駐車場格納部 エレベータピットを避けトレーを配置
駐車場格納部 リフト部(フォーク式リフト)
駐車場格納部