日本で初めての外時間運用の空港である関西国際空港。その対岸にあるのが、空港と地域が共に繁栄することをめざす「りんくうタウン」です。
このりんくうタウンのランドマークとも言える「りんくうゲートタワービル」が、10月1日、世界へ向けたゲートを目指して、グランドオープンしました。
1992年の着工、94年の関西国際空港開港等、めまぐるしく変わる周辺環境の中で工事が進み、地上256メートル、56階建ての西日本一の高さを誇るこの超高層ビルは、4年の歳月をかけて「人・モノ・情報」の国際的な交流拠点となるべく、この秋誕生しました。
ビルの構成は国際会議場、宴会場など広いスペースをとった低層部と、オフィスが集まる高層部、そしてホテル客室やスカイレストランの入った超高層部の3つから成り立ちます。
オフィス階は、眺望を最大限に活かせるように雁行型のプランを採用、自然光を充分に取り入れた明るいオープンオフィスをつくり、超高層に位置するホテルは、日本の表玄関にふさわしいつくりとなっています。また建設に際しては、万全の地震対策および海に面した超高層ビルであることから最新技術を用いた強風対策がとられました。
りんくうタウンのエネルギーセンターを供給源とする地域冷暖房システムによる冷水、温水、蒸気の受入れ、防災センターによる電気、空調、衛生等設備および防災設備の中央監視制御、中水処理設備の設置、ゴミ真空輸送設備の採用など、その設備内容はグローバルなビジネスの拠点を目指すインテリジェントビルにふさわしいものとなっています。
駐車場設備については付近に公共駐車場(収容台数250台)があるため、現在はそれとビル内の駐車場とを併用し対応しています。
乗込階平面図(B1階)
乗込口の開口時