高級ブティックが建ち並ぶ日本有数のファッション・ストリート、表参道。フロムファーストビルは、その終着点にあたる、表参道交差点から根津美術館に抜ける「みゆき通り」にある南青山のランドマークです。
1975年の竣工以来、著名なアパレル・ブランドやクリエイター・カンパニーが数多く入居し、「青山=最先端の街」というイメージを定着させた象徴的な建築物として広く知られています。
そんなフロムファーストビルが、昨年5月に駐車設備のリニューアルを実施しました。機械の老朽化を改善するとともに、今回リニューアルに当たって重要視されたのは、ハイルーフ車や大型車も収容できるようにすること。
日精では、ニーズに応じて様々な地下レイアウトにフレキシブルに対応する水平循環方式「LEVELパーク」をご提案することで、こうしたご要望にお応えしました。平面効率に優れる日精の水平循環方式LEVELパークなら、リニューアルにおいても、より快適なサービスの提供を実現します。
駐車場の出入口は人通りの多いメインストリートに面しているため、今回のリニューアルでは外観のデザインにも配慮しました。フロムファーストビルが持つスタイリッシュなイメージと同調するよう、入出庫扉はシックなカラーにし、さらにワンポイントとしてビルのロゴマークをペイント。オーダーに応じて、扉にこのようなデザイン・施工をすることもできます。
乗込口の車高を高くし、パレットも広くしたことで、ハイルーフ車や大型車も収納可能に。高級住宅街でもあるこのエリアの特性を反映して、幅広い車種に対応するようになりました。
階層を3つに分けて同じ車種ごとに収納することで、デッドスペースをなくし限られた空間を最大限に活用。また、日精独自の「準備運転機構」を採用し、入出庫にかかる時間も大幅にカットしました。
断面図
出入口は人通りの多いメインストリート
乗込口の閉口時
乗込口の開口時
乗込口の車高を高くパレットも広くしたことでハイルーフ車や大型車も収納可能
階層を3つに分けて空間を最大限に活用
階層を3つに分けて空間を最大限に活用