ミラザ新宿

ビル外観図

新宿の「未来」を映す新しいランドマーク

昭和初期に創業した老舗百貨店から時代の先端を行くファッションブランドまで、華やかな商業施設が軒を連ね、文化やトレンドの発信地として栄えてきた新宿駅東口。新宿駅西口と南口に次ぐ都市基盤整備の重点推進地区として、大きな変貌を遂げようとしている同エリアに2010年9月、またひとつ新たなランドマークが誕生しました。

ミラザ新宿は、野村不動産グループによる新宿東口駅前複合開発プロジェクトとして建設されました。新宿駅中央東口から徒歩1分。商業集積地区である新宿通り・新宿三丁目駅から新宿駅南口に回遊する導線に囲まれたこの場所は、1日に約2万人以上の人が通行する、新宿駅周辺でも随一の集客を誇るエリアです。

外観は、ガラスに包まれた透明感のあるファサードが印象的。夜になると一転、洗練されたライトアップがまばゆいばかりの輝きを放ち、昼夜を問わず高い視認性と賑わいを創出します。

地下1階から地上2階までの店舗フロアには、世界29ヶ国で店舗展開するイギリスの人気ファッションブランド「トップショップ/トップマン」が入居。総売場面積が約1,000平方メートルにもなる日本最大級のフラッグシップストアで、国内の他の店舗と比べてよりプレミアム感の漂うラグジュアリーな店舗デザインが特徴です。

また、ミラザ新宿店のオープンを記念した同ブランド初の日本発信プロジェクトもスタートし、早くも大きな話題を集めています。

一方、3階から5階は飲食店舗、基準階となる6階から10階は、貸室面積が約486平方メートルの無柱空間です。北側外壁へのテナント用サインスペースの設置や高級感を意識した各階の共有部、足元から天井までの開放感のある窓面開口など、入居テナントの集客・宣伝効果にも十分配慮した施設設計を採用しており、一般オフィステナントはもちろん、特定多数の来館者を迎える目的来店型テナントのニーズにも応えています。

「ミラザ」という名称には、日々変わりゆく新宿の未来を映す“ミラー(鏡)”と行き交う人々が集う新たな“座”になりたい、という想いが込められているとか。そのコンセプト通り、ミラザ新宿は今後、東口エリアの都市再生において先導的な役割を担う存在となっていくことでしょう。

高い収容効率を誇るLEVELパーク

時代をリードする店舗やオフィスが多数入居するミラザ新宿のパーキング設備には、日精の水平循環方式LEVELパークが設置されています。新宿駅の駅前広場に面した角地という立地柄、自動車・荷物用EVと水平循環方式が一つのターンテーブルを共用し、省スペース化が図れた点が評価されての導入でした。結果、限られた敷地面積を最大限有効に活用し、28台(すべて大型乗用車に対応)の収容を実現しました。

また、ビルの地下部分を水平方向に利用しているため、従来のシステムと比べて収容効率も大幅に向上。連日多くの人が訪れる新たなランドマークの運営を、日精の先進技術がサポートしています。

機種名
水平循環方式LEVELパーク
延床面積
7995.83m²
構造規模
地上10階・地下3階
収容台数
大型乗用車28台

乗込階平面図(B2階)

車の乗込口(右側)と自動車・荷物用エレベータ(左側)のレイアウト

大型乗用車対応のオートドアと入出庫スペース

大型乗用車28台収容の地下駐車スペース