2008年に閉館した新宿歌舞伎町のランドマーク、新宿コマ劇場の跡地に、去る4月17日、ホテルとシネマコンプレックスを核テナントとした複合施設「新宿東宝ビル」がオープンしました。
新たに建設されたビルは地上30階・地下1階建て、延べ床面積54,735㎡。9階〜30階が超高層ホテル「ホテルグレイスリー新宿」(970室)、3階〜6階がシネマコンプレックス「TOHOシネマズ新宿」、2階がアミューズメント、1階が飲食・物販店舗というフロア構成になります。
地上からの高さがゴジラの身長(約50m)と同じ8階の屋外テラスには、ほぼ原寸大のオブジェ「ゴジラヘッド」を設置。夜にはライトアップされ、ある時刻になるとゴジラの目と口、背びれが光り、鳴き声を発する作りになっています。
シネマコンプレックス「TOHOシネマズ新宿」は全12スクリーン、総座席数約2347席と、都内最大級の規模を誇ります。さらに日本初のイマーシブ・サウンド・システムに対応した”IMAXデジタルシアター“やフットレストの付いた電動リクライニングシート”プレミアラグジュアリーシート“などの最新設備を導入し、ハリウッドの超大作から日本映画、アニメ、韓流まで幅広い作品を最高の環境で提供しています。
道路整備や防犯パトロールが着々と進められ、誰もが安心安全に楽しめる街へと変貌しつつある歌舞伎町。「新宿東宝ビル」は、永きにわたりコマ劇場が担ってきたエンターテイメントシティの象徴性を引き継ぐとともに、新しい歌舞伎町の幕開けを告げるシンボルとしてよりいっそうの賑わいを創出することでしょう。
シネコンとホテルの他に計16店舗の飲食・物販店が入居しているため、曜日や時間帯を問わず多くの訪問者が見込まれる新宿東宝ビル。そんな同施設からパーキング設備として選ばれたのが、日精の最新パーキングシステム「フレキシブルパーク」です。採用の決め手となったのは、設計の自由度の高さと、従来機種と比べて時間が約30%短縮された圧倒的な入出庫の速さでした。
今回はフレキシブルパークならではの平面効率を最大限に活かした三層構造のレイアウトで、これまでにない137台の大量収容力を実現しました。また、入出庫スペースには人にやさしいフラットトレーを採用した設計により、すべての方に安心してご利用いただけます。歌舞伎町の中心部に魅力ある賑わい空間を創出する上で、日精のパーキングシステムは重要な役割を担っています。
据付階平面図
入出庫口オートドア閉口時
入出庫口オートドア開口時
標準装備のフラットトレー
入出庫口の内部
日精独自のトレー&車輪方式
3層構造からなる駐車室スペース